80年代
80年代、と言うと そりゃもう色々、目まぐるしく「テンポが早まった」時代だったのかなぁ・・・という思い出。
個人的には、学生生活から労働生活、一人暮らし、成人・・・という時代。
そんな生活の中でも、まぁ欠かさず摂取していた、というのがやっぱり
活字と、漫画。だったのかな、と。
(映画の比率が高かった時期もありましたが、それはまた後日)
で、この時期はいわゆる「青年漫画誌」が一気に刊行された時期でもありました。
「ヤング〜〜」「ビッグ〜〜」・・・・
それまでの少年誌からの「持ち上がり」的な物や、以前からの「男性向け」の拡張版的な物・・・
中でも「コミックモーニング」には「ちょっとヒネった感じの作品」が多く掲載され、ちょっとした異彩を放っておりました。
この時期のモーニングでデビュー、という作家も多かったんじゃないかな・・・?
作品名を書き始めると、ホントきりがないので・・・(笑)
そんな中、なぜか妙〜に記憶に引っかかっていた作品。
以前、記憶の海原を漂流した時(10年くらい前)に検索して発見し、(ああ、この作品だったのか!)と膝ヒットして以来・・・(あったらいいな)レベルで探していた作品。
見つけました。当然の絶版。
「メフィスト 三山のぼる 全6巻」
いや〜〜〜なんか、地味に嬉しい。
三山のぼる氏、既に故人ですが・・・現役期からかなり高評価を受けていたと思います。
こちらの作品は1984年〜1988年まで連載されています。
毎号必ず・・というわけではなかったですが、何故か印象強かったんですよねぇ。
古の西欧の文化と現代(ここが80年代なわけですが)の病んだ社会を繋ぐ設定力、そしてキャラクターの描写力に加え、アングル、パースペクティブ、コマ割りの大胆さ、いやもう・・・今になって細かく読み解いていくと「ものすごい」です この作品。
ゆっくり読み直したいですな・・・さて、書棚は・・・(泣